一夜明けた10月6日。
 この日は「傘やぶち」。祭の全てが終了する日。

 朝早くから各組が会場へと集まり、
 道具の片付け、諸費用の支払い、そして幟を降ろす。

 まさに、この日こそ、全てが終わる日。
 それと並行し、地下の各戸を獅子舞が廻ります。
 寄付の御礼と家の厄払いの意味を込めて。

 片付けと獅子舞が全戸を廻り終えると、もう夕暮れ。
 
 祭礼が無事成功し、慰労の酒宴を持つ。
 それが終了すると、御坊祭の一切が終了する。